ご挨拶

 

 

KOMATSUREED代表の小松晋一郎です。

皆様、当ウェブショップにお越し下さり誠にありがとうございます。

 

私は音楽大学在学中よりファゴット用完成リードの製作販売を始め、早いものでもう25年が過ぎました。

今では、3種類のファゴット用完成リードに加え

リード製作のケーン、ワイヤー、糸玉、ニス等の材料および

コントラファゴット、ヘッケルフォン等の特殊管、バソン(フランス式)のリードも製作しております。

 

また、フランス語圏に6年間留学した経験を活かし、日仏・仏日通訳及び翻訳業も承っております。

 

さて、ご挨拶と言って何を書くか迷いましたが、

やはりリード作りの一番のテーマである

 

「自然に学ぶ」

 

ということを記したいと思います。

 

ファゴットのリードを作るためにはやはりまず「どのような音を出したいのか」

というイメージがはっきりしていないといけません。

具体的には「これとこれならこっちがいい」

を積み重ねることと考えています。

 

問題はその「こっちがいい」を判断する感性、それをどう育てるか、です。

 

ファゴットを始めた高校生の頃はたくさんファゴットのCDを聴きました。

その後留学中の恩師カルロ・コロンボ先生には

「チェロと声楽を聴きなさい」

とお教えいただき、今でもチェロのロマン派の作品や、

シューベルトの男性歌曲集などはよく聴いています。

 

守破離、と申します。さらなる高みを求めて、

自分の目標とすべき音をさらに突き詰めるにはどう勉強すればよいか考えました。

 

そしてふと気がつきました。

いかなる人や楽器が出すフォルテシモも、雷鳴にはかなわないと。

いかなる人や楽器が出すピアニシモも、小川のせせらぎにはかなわないと。

波の砕ける音。火の粉がはぜる音。風が木々や岩の間を渡る音。鳥や獣の声。

もちろんそれらの音はただ「鳴っている」だけで、

音楽に必要なコントロールが効くものではありません。

 

でも純粋な音の質だけ聴けば、

どれも何と良い音なのだろうと。

 

それからというもの、外に出て自然と触れ合う日々が始まりました。

そうすると聴覚だけでなく、視覚から・触覚からも、自然が

「より深く濃く自然たれ」と語りかけてくるように感じます。

 

そうした感性から生み出されたリードをはじめとする商品群が、

皆様のより良い音楽生活の一助となればこれほどの幸せはありません。

 

2021/06/21 小田原にて